薔薇窓
*「薔薇窓」箒木蓬生著。
薔薇窓ってご存知ですか?
教会の円形のステンドグラスの窓のことです。
イタリアで沢山見てきました。
もちろん日本の教会にもあるでしょうね。
でも、カソリックなんでしょうか。
横浜山手の教会や上智大学の教会へは入ったことがありますが、、きっと薔薇窓、あったんでしょうね、、気づきませんでしたが。
と、いうわけでこの題名に惹かれて、本を買いました。
1900年のパリ万博を舞台に繰り広げられるサスペンスとロマン。
川上一座がオッペケペー節を披露したんですよね。
貞奴は日本初の女優でしたか?
この一座は登場しますが、特に話しには絡んできません。
便乗してパリには大小さまざまな一座が渡ったらしい、、そして食い詰めた一座の売られた女優。
売られたこの女優とパリの精神科医のロマンスと連続誘拐魔の話しが絡んでいく。
謎は割合にすぐ見当がついちゃうんだけど、日本人の骨董商とかも登場して、あの時代にパリに日本人が生きてたってことが何か小説でありながらワクワクした。
それに雑誌や映画で見たそのころと思われるよう風景も頭に浮かんで、、華やかなりし過ぎし日のパリ。
タイムスリップしていってみたい。